筋トレ。
精神修行そのものだと思う。
自ら痛みに向かう時間。
そんなことに時間を使おうだなんて「気が狂ってる」とけまぁ大半の人は思うだろう。
だしそれが正常だと思う。
一方で、心の奥底にもう一つの思いも抱えていやしないだろうか。
「かっこいい身体にいつかなりたい」
「この痩せ細った自分のコンプレックスを克服したい」
「自分に”勝ちたい”」
そんなふうに薄々感じている自分もいるんじゃないだろうか。
僕自身がまさにそうだった。でも今でもそうだ。
小学生の頃からもやしのように細長くて白い自分を許せなかった。
いつか「かっこいい『雄』として惚れられる身体に、かつ自分で自分を認められる”男”としての身体に
なりたい。」と。
「いや、なってやる」と。
そう、沸々とした熱のような憧れのような思いをかれこれ20年以上抱えてきている。
だから、まずは家から近いジムに大学生の頃から通い出した。
24時間いつでも行ける会員で。
最初の数日、1ヶ月くらいはまぁ行ってたほうだと記憶してる。
そこから先はもうずっと「めんどくさい」が勝っていく始末。
眠い、あそびたい、時間も遅い、外が寒い暑い、明日でいい。。。
つまるところ、ハマらなかったのだ。筋トレに。
もっというと、楽しくなかった。筋トレの楽しさがわかる前にはもう挫けていた感じ。
当然だ。筋トレど初心者が独りで器具を触ってたところで楽しいなんて思える訳が無い。痛いだけ。苦しいだけ。
学生の頃からもう5年以上かかってしまったが、でも今だからわかる、続かない理由。
独りだったからだ。
楽しいっていう”時間”を誰かと共有できなかったからだ。
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